当社は、インドでの販売拡大とサービス体制の充実を目的とし、2022年7月1日付けで南インドのベンガルールに営業・サービス拠点を開設しました。

　当社は、販売代理店のSIMCO社（本社：ニューデリー）と協力して、北部にある首都ニューデリーを中心に約30年以上インド市場を開拓してきました。近年では、2016年にIIT（インド工科大学）ボンベイ校、2017年にIITデリー校においてサムコ薄膜技術セミナーを2年連続で開催し、インドのMEMS分野の発展に尽力してきました。さらに、2020年には、IITデリー校へ高効率太陽電池用の複数反応室のCVD装置を販売しました。そして今回、南インドのお客様からの強い要望もあり、ベンガルールに拠点を開設することといたしました。

　ベンガルールは、インドのシリコンバレーと呼ばれるIT産業の中心都市です。デカン高原の南に位置するため、気候が良く、多くの日系および欧米系ハイテク企業が拠点を構えています。また、ベンガル―ル周辺には、ムンバイ、ハイデラバード、チェンナイなどの大都市があり、地理的に南インド市場開拓の中心地として最適な拠点と言えます。

　ベンガル―ルの拠点長に、南インド出身で薄膜技術のエキスパートであるDr. へマンズ・ラマチャンドラアイア（Hemanth Ramachandraiah）を中心に3名を配置します。Dr. を拠点長に配置するのは、IITデリー、ボンベイ、ベンガル―ルなど高いレベルの大学との協力や、共同研究など視野に入れているためです。今後は、現地社員を採用し、継続的に拠点の強化を進めてまいります。そして、引き続き北インド地域の販売代理店SIMCO社と連携しながら、パワーデバイス、通信デバイスやMEMS・電子部品向けの、Si深掘り装置、ICPエッチング装置、PECVD装置、ALD装置、洗浄装置などの拡販を積極的に進め、現在1~2億円程のインド市場の売上を、数年後に10億円へ高めることを目指します。

ベンガル―ル拠点長 Dr. へマンズ・ラマチャンドラアイア（Hemanth Ramachandraiah）

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サムコ株式会社

広報・IR室　土橋 篤志

TEL: 075-621-7841

Mail: tsuchihashi@samco.co.jp