当社は3月25日、コロラド大学 のDr.Carlos Araujo先生に「Science and Technology of Correlated-electron Random Access Memories
(CeRAMs)」と題してご講演いただきました。
フラッシュメモリやDRAMに代わるメモリとして有望なCeRAMの原理と特長、他のメモリと比べた優位性などをご紹介いただきました。その後に設けられた質疑応答ではさらに詳細なCeRAMの開発動向などの質問が相次ぎ活発な議論が交わされました。
Dr.Araujoは強誘電体メモリ(FeRAM)の製造技術を持つSymetrix社の会長を務められており、現在は大手ファウンドリーと協力してCeRAMの商品化に尽力しています。
当社は1994年2月に強誘電体分野でSymetrix社と提携して、MD(Misted Deposition)技術を用いたLSMCD(Liquid Source Misted Chemical Deposition)装置を開発しました。それ以来、当社とDr.Araujoは、良好な関係を築いてきており、今回ご講演いただくこととなりました。
当社は、材料研究に力を入れており、今回のご講演も今後の研究開発に活かすことのできる示唆に富んでいました。これからも材料の可能性を探求し、新たなソリューションを提供し続けてまいります。
※Dr.Araujo 先生のインタビュー記事は、次回Samco Nowに掲載する予定です。