ALD装置 AL-1
原子層堆積装置
概要
本装置はAtomic Layer Deposition(ALD: 原子層堆積)法を用いたナノレベルの薄膜形成装置です。有機金属原料と酸化剤を交互に反応室に供給し、表面反応のみで成膜することで、高い膜厚制御性と優れたステップカバレッジを実現します。成膜には下部ステージの加熱を利用したサーマルALD法を採用しています。ø8インチウエハの成膜やø4インチウエハ3枚同時成膜も可能です。
特長
- 数十msecオーダーのパルス供給することで原料のロスを減らし、成膜効率を向上しています。
- 反応室内壁に密着するインナーウォールヒーターが反応室内の温度ムラを抑えます。
- 複数の原料ガスが混合しないよう内部構造を工夫しているため、パーティクルの発生を防ぎ、ピンホールのない膜が成膜できます。
応用例
- 次世代パワーデバイスのゲート酸化膜、パッシベーション膜
- MEMS等の3次元構造体への均一な成膜
- レーザー共振器端面への成膜
- カーボンナノチューブの保護膜
オプション
- プラズマユニット(13.56 MHz)の追加
- グローブボックス対応