プラスチックボトルにDLC(Diamond Like Carbon) 薄膜をコーティングする基礎技術は、キリンビールとサムコが共同で開発いたしました。DLC薄膜コーティング技術は、酸素、UVなどの透過や、プラスチック樹脂などからの異物混入を遮断することにより、味やにおいを高品質に保つことを可能にします。また、容器の軽量化、低コスト化などにもつながります。
この技術は、食品や飲料水の容器などへ応用されており、今後、ビールや化粧品、薬品などの容器への応用が期待されています。
製造手順
ペットボトルなどのプラスチックボトルにDLC薄膜をコーティングする手順をご紹介します。この技術によりガラス瓶のように品質を保持できるようになります。
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STEP01
コーティングチャンバー内の空気を排出し真空状態にする
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STEP02
ボトル内部にアセチレンガスを充填する
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STEP03
高周波でエネルギーを印加しプラズマを発生させる
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STEP04
アセチレンガスが分解し電荷化した炭素イオンと水素イオンが発生する
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STEP05
炭素イオンと水素イオンがボトルの内壁に密着し薄膜が形成される